奇病街(キビョウムラ) 1 ~最初の奇病~

奇病街

初めまして、ご機嫌よう。

この度、ブログを始めさせていただきました。 

梨くんと申します。 

はじめに

まず、このブログでは僕が造り上げた小説をご紹介させていただきます。どうか、楽しんで読んでくれるとありがたいです。ジャンルはミステリーから恋愛まで様々です。誤字や脱字は大目に見てくれるとありがたいです。見にくいなど不満がありましたらご指摘よろしくお願いします。 それでは、どうぞごゆっくり。

奇病街(キビョウムラ)

記念すべき一話目は奇病街です。かなりの長編になります。

注意 少々グロ注意、人が死にます、常識はずれの設定。
   この事を踏まえた上でご覧ください。

これは、世界から見捨てられた島、『奇病街』についてのお話です。奇病街では、植物たちによる奇病が流行っており、人がどんどん死んでいった。それなりの文明はあるものの奇病に対する解決策などは一切無く、人々はいつ感染するかも分らぬまま、ただ、怯えて祈り過ごす日々を送っていた。そんな、奇病街に、一人の青年が迷い込む・・・。その、青年の名は『瞬』。 瞬は自分が生き残るため、奇病の原因となっている植物を調べ、奇病に対抗する術を見つける事を目的としている。

奇病1、 死華花(シカバナ)

瞬 「死華花?何です?花ですか?」

? 「あぁ、美しい深紅色の花なんだが・・・その花の胞子を体内に入れると感染する。三日後、突然左眼に激痛が走り、死華花が生えてくる。死華花のイバラが顔全体を覆うと死に至る。」

瞬 「なるほど。他者への感染は?」

? 「感染はする。すでに感染した者の体に触れると感染し、同じように左眼から死華花が生えてきて死に至ってしまう。」

瞬 「繁殖は?」

? 「感染者が死華花によって死亡すると、死華花は大量の胞子を空気中に飛ばす。それを、吸い込んだら感染だ。地面に落ちるとそこから死華花が生えてくる。そして、ある程度の時が経つと再び大量の胞子が飛ばされる。繫殖を終えた死華花は数時間で枯れる。」

瞬 「なるほど~。感染者はどうなるんです?」

? 「感染したと分かった瞬間、殺される。これは、決まりだ。死華花は感染者の生き血を養分としている。顔全体を覆う前に感染者の生命活動が停止すると死華花は枯れ、繁殖に失敗する。」

瞬 「ほう・・・。めんどくさい花ですね。弱点などは分かっていますか?炎など。」

? 「燃えることはない。だが、“清い水辺”を好む。」

瞬 「植物なのに燃えないんですか?」

? 「あぁ。」

瞬 「わかりました。では、僕達はその死華花について調べるので失礼します。情報ありがとうございます。」

? 「僕達?」

瞬 「あぁ。まだ紹介してませんね。狼牙(ロウガ)さん!」

狼牙 「んぁ?」

木の上から何やら人影が落ちてくる。地面に着地すると、そいつはヒトでは無い事が分かった。狼の耳と尾をもっている。

瞬 「こちら、人間と狼の遺伝子を持った狼牙さん。運動神経は人の約100倍で五感のすべてが優れています。まぁ、人狼・・・キメラと言ったところでしょうか。」

狼牙 「ま、よろしくな。」

人狼!? 聞いた事がある。確か昔、ここら一帯の人間を喰い殺していたとか・・・

瞬 「もう、行きますね。」

? 「そうだ!マスクを付けていないと感染する!」

瞬 「あぁ。僕には専用のがあるのでお構いなく。」

狼牙 「俺はいらねぇ。」

? 「な!?自殺行為だ!」

瞬 「ご心配なく、狼牙さん、寿命以外じゃ、何をしても死なないので。」

狼牙 「そういうことだ。じゃ~な!」

? 「そ、そうか。」

死華花が集まって咲いている水辺に着く。

瞬 「ふぉんとぉに美しいふぇふねぇ・・・。(本当に美しいですねぇ)」

狼牙 「お前言葉おかしいぞ?マスクの調整ミスってないか?」

瞬 「?・・・ふぉんとふぁ!(ホントだ!)」

マスクのネジを調節し直す。

瞬 「これでどうです?直りました?」

狼牙 「ん。」

瞬 「まず始めに狼牙さん、ちょっと感染してきてくださいよ。」

狼牙 「言うと思ったわ、このサイコパス坊ちゃん。仕方ねぇなぁ・・・。」

死華花を一輪摘み取り、大きく息を吸い込む。

瞬 「どうです?身体(カラダ)に変化は?」

狼牙 「べつに、これと言って変化は無い。ん~、今日のところは帰るか。」

瞬 「そうですね。」

三日後・・・

瞬 「どうです?狼牙さん?って、うわぁ・・・エグ・・・。」

狼牙の左眼からは美しい深紅色の花が生えており、目玉はツブれているだろう。涙のように鮮血が流れている。

狼牙 「痛ぇ・・。突然激痛が走ったと思ったらコレだ。勘弁してくれ・・。」

瞬 「ほうほう・・・。痛そうですねぇ、触れても?」

狼牙 「感染するんじゃねぇか?」

瞬 「手袋をしているので大丈夫ですよ。触れますね。」

狼牙 「痛いんだが?」

瞬「引きちぎりまーす(棒)」ブチッ

狼牙「痛って!?オイ・・・目玉取れてるじゃねーか!?何で一気にやるんだよ!?」

瞬 「うわぁ、本当に取れてる。汚い。」

狼牙 「誰の目玉が汚いって?あ?キレーな檸檬クォーツ色じゃねーか!?」イラァ💢

瞬 「あーそうですねー。きれいだーキレイだー。」

狼牙 「💢」

瞬 「ほら、そんな怖い顔しないで。瞳はもう治ったでしょう?」

狼牙 「あぁ、そうだな。ん?目が痛てぇ・・ッ!?」

左眼を抑え込む狼牙。その時、グチッと何かが潰れる音がした。左眼を抑える手の指と指の隙間からはスカーレット色の液体がポタポタ垂れている。

瞬 「狼牙さん大丈夫ですか?少し顔を見せて。」

狼牙の顔を見る。先ほど引きちぎったはずの死華花が生えており、目玉もツブれていた。

瞬 「繁殖力・・。いえ、生命力がお強い。狼牙さん。すみませんが、一度死んでください。胞子を飛ばされたくないので。」

狼牙 「痛てぇ。そうだな、今回は手っ取り早く刺殺にするか。」

瞬 「僕の近くで死なないで。汚れたくない。」

狼牙 「あーめんどくさ」グチャ

瞬 「ちょっ!?」

瞬 「最低すぎません?とりあえず着替えですかね。狼牙さん。生き返ったら死んだ感想お聞かせくださいね。」

五分後・・・

狼牙 「あーやっと、痛みから解放されたぁ」むくっ

瞬 「お帰り狼牙さん。どうでした?」

狼牙 「別に。」

瞬 「ん~キレそう。何も収穫無いなんて。」

狼牙 「こいつの弱点探すしかないな。色々、試すぞ」

瞬 「はい。今度は狼牙さんもマスク付けて下さいね。」

狼牙 「ん。」

死華花群生地にとうちゃーく!

瞬 「とりあえず数本摘んでかえりますか。」

狼牙 「ん。」

瞬 「? どうしたんですか?先程から”ん”としか言いませんね?」

狼牙 「いや、わざわざこんな事しなくてもさ、俺達が付けているマスクをこの島の奴に、やればいいんじゃねぇかって思ってな。」

瞬 「そういうことですか。確かにそれも良いと思いますよ?ですが、この、世界から見捨てられた島に材料があると思います?僕達二人分を作るのがやっとなんですよね。頑張れば、あと一人分は作れると思いますが、この島の人全員分は無理です。」

狼牙 「なるほど。じゃ、仕方ないな。」

瞬 「はい。」ツミツミ

研究所に帰った狼牙と瞬は色々な方法で死華花を枯らす方法を探していた。

瞬 「炎はやはり効果ナシ、毒素も効き目ナシ、密閉も効き目ナ―シッと。こいつどうやって呼吸してるんですかね?密閉ですよ?密閉。」

                       次回へ続く

あとがき

どうでしたでしょうか?死華花の弱点ってなんでしょうね?皆様も考えてみて下さい。続きはまた、後ほど・・・。楽しみにしてくれると幸いです。あ、何かリクエスト、質問がおありでしたら遠慮なくどうぞ。答えられる限り答えていきたいなぁ、と思っております。ここまで、ありがとうございました。どうか、貴方に幸福がありますように。それでは、ご機嫌よう!

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