奇病街(キビョウムラ)　３　～少女の行方～

どうも、ご機嫌よう！

梨くんです。

投稿が遅くなり申し訳ございません。

さっそく、書いていきたいと思います。

はじめに　

まず、これは前回の続きとなっております。ですので、前回の奇病街を読んでからご覧ください。よろしくお願いいたします。では、さっそく奇病街Ｐａｒｔ３です。どうぞ、ごゆるりとお楽しみください。レッツ、ゴー！(∩´∀｀)∩

奇病街（キビョウムラ）Ｐａｒｔ３

注意　少々グロ注意、常識はずれの設定、語彙力低下、嘔吐表現、人食表現。
　　　この事を踏まえた上でご覧ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

瞬　「どうです？体に変化は？」

狼牙　「無い。かけるだけじゃダメなのか？」

瞬　「ん～。泥水が弱点のハズなんですがねぇ。」

瞬「狼牙さん。失礼を承知で申し上げますが、飲んでください。」

狼牙　「は？無理。絶対ぇヤダ。失礼って分かってんなら、申し上げるな。」

瞬　「お願いします。」

狼牙　「嫌だ。」

瞬　「飲め。」

狼牙　「無理。」

瞬　「・・・・・・・・・・・・。」

狼牙　「・・・・・・・・・・・・。」

瞬、狼牙　「サイショハ、グッ！！じゃんけんポイッッ！！！！」

瞬　「ふっｗ。」ドヤァ

狼牙 「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁアあああああアア！！！！！！」

瞬　「異論は？」

狼牙　「無い。」

瞬　「よろしい。どうぞ。」

狼牙　「・・・・・。ホントに？」

瞬　「えぇ。」

狼牙　「💦・・・・。えぇい！これで治らなかったら拗ねるからな！！！！」ごくっ

狼牙　「おぇぇぇぇ。」土っぽいーーー。

数分後・・・・・。

狼牙　「気持ち悪い。」げんなり～

お耳ペソーってたれてて、しっぽもシューンってなっている狼牙。

瞬　「すみません。何か作るのでリクエストなどはありますか？」

狼牙　「肉！！」

お耳が一瞬でピンッとなってしっぽもワサワサと振っている。こう見ると、うん。犬だな。

瞬　「できた！！狼牙さん！ステーキ！」

狼牙　「ウマそ！！いただきます。」

瞬　「どうぞ。召し上がれ！」

さすがは、狼の遺伝子を持つ者だ。食べるのが早い。一応、レア（生）でもいけるが、本人が言うには「焼いた方が美味いだろ！」だ、そうだ。ちなみに狼牙が嫌いなのは魚・・・ゴホンゴホンッ。（魚が嫌いなの僕です。突然失礼いたしました。_(._.)_　）ではなく、ピーマンとゴーヤらしい。

狼牙　「美味かった。ごちそーさん！」

瞬　「えぇ。狼牙さん。体に変化は？」

狼牙　「ん・・・？少し、楽になったが、まだ、目の花は枯れてねぇし、駄目だなコレ。」

瞬　「はぁ？（半ギレ）クッソ、わっかんない！燃やしてやろぉぉかぁぁ！？」

狼牙　「やめろ。俺のしっぽが燃えるだけだ。落ち着け、落ち着け。」

瞬　「僕は、落ち着いてますがねぇ！！！」

狼牙　「よく言う。今にも人ひとり殺めそうな顔してるくせに・・・。」

瞬　「これじゃあ、ふりだしの最初に戻るだけじゃないですかぁ～。あぁ～もぉー。」(;´Д｀)

狼牙　「俺だって拗ねないで頑張ってんだよ。瞬も一緒にガンバろーぜ？」

瞬　「えぇ！」

聞き込みからやり直しだ・・・。狼牙さん、一度死んでください。

が、何がいけないのだろうか、聞き込みをしようと呼び止めると、顔色を変えて逃げてしまうのだ。

瞬　「僕、何かしましたかねぇ・・・・？皆さんが逃げてしまうのですが？この、ベージュ色の髪のせい？それとも、ラピスラズリ色の瞳？異国人だから？それとも何です？たかが、18のガキには教えないってことですか？」

狼牙　「なんだ、分かってんじゃないか。」

瞬　「え？本当に？そういう事なんですか！？」ショック！

狼牙　「はは。冗談だ。多分俺のせいだろ。なんせ、人食い人狼様だからな。」ケケケッ

瞬　「はぁ！？⤴」

狼牙　「て、事で。俺は木の上に居るからな。」

瞬　「はいはい。」

狼牙がいなくなると、人がワラワラ集まってくる。

？　「君！大丈夫かい！？人狼が近くに居たようだけれど。何か困ったことがあるのかい？」

？　「脅されているようなら、私たちが力になるから。」

？　「いくらでも力になるよ！」

？　「私たちでは人狼に太刀打ちはできないが私たちの王様ならきっと、何とかしてくださる！なんせ、お強いからな！」

瞬　「は、はぁ。」（一体ここで、何をやらかしたんですか？）

瞬　「大丈夫ですよ。ご心配をお掛けしました。そうだ、死華花の事について、お聞きしても？」

？　「えぇ。構わないけれど。本当に大丈夫なの？」

？　「そうだそうだ。」

瞬　「はい。優しい人なので。」

？　「え？」

？　「そんなことはない！ま、まさか人狼の仲間！？」

？　「！？」

瞬　「え？」

？　「捕らえろ！」

瞬　「えぇ！？ちょ、ちょっと待ってくださいよ！」（え！？ほんとに何をやらかしたんですか！？）

攫われそうになった時

狼牙　「おい。俺の仲間に何してんだ？」

？　「！？」

？　「じ、人狼だ！！逃げろー！！」

狼牙　「大丈夫だったか？瞬？」

瞬　「・・・・・・。」

狼牙　「瞬？」

瞬　「あ、貴方・・・・何をやらかしたんですか！？嫌われてしまったじゃないですか！？」

狼牙　「気にすんなって。はぁ。だが、困ったな。聞ける人間が無様にも逃げてったぞ？」

瞬　「貴方という人は・・・・・。」(；一_一)

その後、仕方なく無理矢理捕まえ、半ば強制的に情報を吐かせることになった。

？　「あ、あの・・・。」オドオド:;(∩´﹏`∩);:

狼牙　「あぁ、別に喰おうとか思っちゃいねぇから、安心しろ。聞きたいことがあるだけだからよ。」

？　「教えない。人喰い人狼なんかに教えない！！」

？　「私の子供を食べた奴になんかおしえるものか！！」

狼牙　「？」

何処かに行ってしまった。

瞬　「何てことしてるんですか貴方・・・・。」

狼牙　「知らんわ！！ここ数十年は喰って、ないっての！」

瞬　「はぁ。では、何故？」

その時、木の陰から小さな女の子がこちらをジッと見ている事に気付いた。

瞬　「？・・。どうしたんですか？」

女の子　「あ、あの。わたし、助けてほしいの！」

狼牙　「と、言うと？」

女の子　「お姉ちゃんとはぐれちゃって、それでね・・・お母さんが人喰い人狼に食べられちゃったんだって、言ってたの！わたしのせいなのに!人狼さんのせいじゃないのに！」

狼牙　「あぁ～。ったく、あの連中・・・勘違いもいいところだ。だから、俺はやってないっての。」

瞬　「わかりました。探してきます。お姉さんの特徴は？」

女の子　「ヴァイオレット色の髪に黄色いリボンをつけてる・・・。」

瞬　「わかりました。では、僕達は行きますので、お家で待っていてくださいね。お嬢さん。」

女の子　「いやだ！わたしも行く！」

瞬　「ですが・・・・。」

狼牙　「しゃーねーな。俺が守ってやるからはぐれんなよ？」

女の子　「うん！」

狼牙　「いい子だな。」ヾ(・ω・*)なでなで

女の子　「えへへ。」

瞬　「あーら、人喰い人狼様やっさしいー。」

狼牙　「やかましい！」( ﾟДﾟ)/

数分後・・・

女の子　「疲れたぁ・・・・。」

狼牙　「ん？」

瞬　「抱っこしますよ。」おいで～

狼牙　「い゛っ！・・・・？」

突然しっぽに痛みが走ったので見てみると、小娘に引っ張られていた。おいおい。ココのサイコパスお坊ちゃんだって、もふもふするだけで、引っ張りはしなかったぞ？はぁ。勘弁してくれ。子供の泣き声はギンギン耳に響くから、仕方なく「守ってやる」なんて、言った・・・。自業自得だが、虐められる筋合いはない。これだから子守は疲れる。

狼牙　「おい。小娘やめろ。」

瞬　「ほらね、怒ったでしょう？この人こわぁい人なんですよぉ。」( *´艸｀)

女の子　「ホントだね。でも、この人のしっぽ、もふもふしてて気持ちいよ。」

こいッつッッ！！( ﾟДﾟ)　わざと何か吹き込みやがったな💢

狼牙　「おい。瞬。」

瞬　「おっとぉ？逃げますよ！」ダダッ！

狼牙　「待ちやがれ！！」

しばらく走った後・・・。

瞬　「さて、ここら辺ですかね。」

狼牙　「？」

瞬　「いやぁ、女の子が来るとすれば・・・綺麗な花が咲いている所かと・・・。」

女の子　「お姉ちゃん。黄色と“紅い色”が好きなんだよ。紅いお花、お母さんに“プレゼント”するって言ってた。」

瞬、狼牙　「死華花！？」

サッと脳裏に嫌な予感が走る。もしも、感染していたのなら・・・最悪は・・・・・ううん。考えないでおこう。まだ、決まったわけじゃない。綺麗な花畑を進んでいくと、森の奥に隠されたような、それはそれは、美しい水辺が広がっていた。そして、周りには大量の目立った紅い花弁が・・・。そして、その近くに倒れていたのはヴァイオレット色の髪に大きな黄色いリボンを付けた女の子。

女の子　「お姉ちゃん！」

狼牙　「行くな！！！！」クワッ！

女の子　「ひっ！」(>_<)

マスクを着けていない状態であの、”紅”に飛び込んだら感染するだけだ。怖がらせて悪いが、こうでもしないと、直ぐに自殺行為に突っ走るからな・・・。

瞬　「僕が行ってきます。狼牙さんはその子を見ていてくださいね。」マスクそうちゃく

狼牙　「あぁ。気を付けろよ？」

狼牙　「小娘。これ、付けてろ。」

女の子　「マスク？」

狼牙　「あぁ。」

自分のマスクをコイツにつけさせる。瞬は・・・よし、大丈夫そうだな。」

瞬　「ん・・・？あぁ、遅かった。」

女の子の左眼からは紅い華が眼球を潰して生えてきている。だけど、まだ、茨は顔全体を覆って無い。息はある。連れて帰れば、治療法が見つかるかもしれない。見たところ、血液も乾いてはいない。ついさっき、発症してその痛みで気絶したのだろう。大丈夫。僕ならこの子を助けられる。諦めてなるものか。絶対に助けて見せるんだ。それが僕のプライドだから。　ふと、女の子を持ち上げた時、狼牙さんの声が聞こえた。

狼牙　「瞬！！危ねぇ！！！避けろ！！」

瞬　「！？」

ハッとして、上を見上げると木の上には大きな獣がいる。そして、獣の爪が目の前に来た。

狼牙　「瞬！！」

女の子　「お兄ちゃん！！」

ザシュッ！！

何かを切り裂くような鈍い音が響いた・・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回へ続く

あとがき

どうでしたでしょうか？楽しんでいただけましたでしょうか？この後、どうなったんでしょうね～？続きは次回まで御預け、ということにさせていただきます。次回もどうぞ、ごゆるりとお楽しみください。ここまで、ありがとうございました。それでは、どうか、貴方様に幸福がありますように。また、逢う日を楽しみにしております。　皆様、ご機嫌よう！